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ブランクブロックとは どこにあるかまだ良く知られていないスラム街。 とても治安が悪く、ここ出身であるシルクによると、 「悪いなんてものじゃなく、酷いという言い方でも足りないくらい」だそうだ。 その言い方通り、道端でポケが死んでいて当たり前の町らしい。 ここに住んでいる子供は親に捨てられた者か、もしくは金持ちに買われた奴隷が殆ど。 子供がここで生きていくためには、悪事に手を染めねばならない。 出身ポケモン シルク フェルト
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プラム=フリーブランク データ製作:シャアペン モンスター(人間に擬態) 女 27歳 8月31日生、おとめ座、B型、身長169cm、体重53kg 一人称 私 二人称 あなた、名前を特定する場合は呼び捨て 聖乙女学園高等部3-A 担任 所属:『仕返し屋』 No.8 家族構成 妹:アップル(23歳) 聖乙女学園で教師をしている教師。担当教科は保健体育。 色気とエロスの塊のような教師で、見事なプロポーションをしている。 しかし、裏では『仕返し屋』のメンバーとして活動している。 能力者であり、「罰ゲーム」の能力を持つ。この能力は能力をかける対象に対してゲームを仕掛け、相手がゲームに負けた場合に限り、相応の罰ゲームを課すことができる能力である。基本的に難しいゲームであるほど強い罰ゲームをかけられ、ゲームによっては恐るべき効果の罰ゲームになることもあるらしい。ゲーム中は時が止まるため、周囲からは一瞬の出来事のように感じるらしい。罰ゲームはいかなる防衛手段も通用しない。フェイティアは所持していない。 彼女が受け持つ仕返しの依頼は比較的軽いレベルの仕返しであり、直接危害を加えたり、病院送りにしたりするような仕返しの依頼は受けない。その分報酬も安い。そのため、気軽な仕返しの依頼は彼女が受け持つことが多い。なお、お金が払えない場合は体で払ってもらってもいいと考えているようだ。 だが、彼女は『仕返し屋』のメンバーであることすら裏ではない。さらなる秘密として彼女はモンスターであり、マギサ=ユーベルの野望に興味を持って適当に協力しているらしい。しかし、生来の気まぐれな性格から、彼に敵対することも時々あるらしい。 そして、彼女本来の姿は淫魔であり、様々な手段をもって精気を吸い取るという。しかも、対象の性別は問わないらしい。また、当然ながら異性を誘惑する力も持っている。 データ プラム=フリーブランク プラム, 女性, 人間 モンスター, AAAA, 140 特殊能力 術Lv0=非表示, 1 104, 102, 134, 132, 185, 155, 普通 SP, 60, 魅惑, 1, 集中, 1, ひらめき, 11, 信頼, 19, 瞑想, 34, 愛, 47 SRCS_PlamFreeblank.bmp, -.mid # SUC版より長短を極端に。技量はもはやありえない領域に プラム=フリーブランク(人間) プラム, (人間(プラム=フリーブランク専用)), 1, 2 陸, 4, M, 3600, 120 特殊能力 性別=女性 特殊効果無効化=魅乱憑黙 攻撃属性=夢無 戦闘アニメ=プラム=フリーブランク 4500, 160, 800, 80 BABA, SRCS_PlamFreeblankU.bmp ジャンケン, 200, 1, 1, +30, -, -, -, AAAA, +0, S コイントス, 400, 1, 1, +15, 1, 20, 100, AAAA, +10, 実永止L3 チェス, 800, 1, 1, +0, -, 30, 110, AAAA, +10, 滅L2 麻雀, 900, 1, 1, -15, -, 60, 125, AAAA, -10, 脱L4 ロシアンルーレット, 1000, 1, 1, -30, -, 100, 140, AAAA, -20, 即 # 攻撃力的にはカスですが、バリアなどで攻撃は防げません # 割とだめくさいかもしれない # 命中=勝利という認識になってます プラム=フリーブランク(モンスター) プラム, (モンスター(プラム=フリーブランク専用)), 1, 2 陸, 4, M, 3600, 120 特殊能力 性別=女性 弱点=光 吸収=吸 攻撃属性=夢 特殊効果無効化=魅乱憑黙 戦闘アニメ=プラム=フリーブランク 5000, 200, 900, 75 BABA, SRCS_PlamFreeblankU.bmp チャーム, 0, 1, 3, +20, -, 10, 100, AAAA, +15, 魔術無魅♂精 サイレント, 0, 1, 3, +20, -, 10, 100, AAAA, +15, 魔術無黙精 スリープ, 0, 1, 3, +20, -, 10, 100, AAAA, +15, 魔術無眠精 電撃鞭, 1000, 1, 1, +10, -, -, -, AAAA, +0, 武雷S縛 ライフドレイン, 1200, 3, 5, +0, -, 10, -, AAAA, -5, 魔術吸精 ドレインキッス, 1500, 1, 1, +20, -, 20, -, AAAA, +0, 射吸浸貫無R精 # SUC後期をデフォに # ただし、回復はオミットしている # 機械に対してはろくな攻撃手段がない……か? メッセ プラム=フリーブランク 回避 プラム=フリーブランク(微笑), あらあら、そんなに焦っちゃって…… 回避 プラム=フリーブランク, もう、せっかちねぇ 回避 プラム=フリーブランク, そう……どうしても退かないのね…… 回避 プラム=フリーブランク, ムキになっちゃダメよ…… 回避 プラム=フリーブランク, 危ないわねぇ…… ダメージ小 プラム=フリーブランク(微笑), かわいい…… ダメージ小 プラム=フリーブランク, 今、触った? ダメージ小 プラム=フリーブランク, それじゃ、あなたの相手はしてあげられないわ ダメージ小 プラム=フリーブランク, 早すぎ。それじゃあ私を満足させることはできないわよ? ダメージ小 プラム=フリーブランク, いやん! ダメージ小 プラム=フリーブランク, はぁ… つまらない人 ダメージ中 プラム=フリーブランク(微笑), 見直したわ、あなた ダメージ中 プラム=フリーブランク(ダメージ18), あ、あれ? ダメージ中 プラム=フリーブランク(ダメージ18), んっ! ダメージ中 プラム=フリーブランク(微笑), 認めてあげてもいいわよ ダメージ中 プラム=フリーブランク(ダメージ18), そこじゃないの。そこじゃ… ダメージ中 プラム=フリーブランク(ダメージ18), あんっ、激しい…… ダメージ大 プラム=フリーブランク(ダメージ182), ああん、す、すごい! ダメージ大 プラム=フリーブランク(ダメージ182), すごい……こんなに感じたのって…… ダメージ大 プラム=フリーブランク(ダメージ182), こんなのはじめて! こんなすごいの! 破壊 プラム=フリーブランク(ダメージ182), あぁぁぁぁ~っ! 射程外 プラム=フリーブランク(微笑), こっちに来て… 射程外 プラム=フリーブランク(微笑), 怖がらないで。気持ちよくしてあげるから…… ジャンケン プラム=フリーブランク(微笑), ねぇ、平和的にジャンケンで勝負しない? ジャンケン プラム=フリーブランク(微笑), 血なまぐさい戦いなんかやめて、ジャンケンをしましょうよ…… ジャンケン プラム=フリーブランク(微笑), ジャンケンで勝負よ。さあ、いくわよ? コイントス プラム=フリーブランク(微笑), 今からコインを投げるから、表か裏かを当てて? コイントス プラム=フリーブランク(微笑), コインの表裏を当ててみせて? コイントス プラム=フリーブランク(微笑), コイントスで勝負しない? チェス プラム=フリーブランク(微笑), チェスで勝負よ? チェス プラム=フリーブランク(微笑), チェスで勝負して、勝ったらいいことしてあげるわよ? チェス プラム=フリーブランク(微笑), 私と頭を使った勝負をしない? そうね……チェスなんてどう? 麻雀 プラム=フリーブランク(微笑), 麻雀で勝負しない? 勝ったらもちろんお約束よ? 麻雀 プラム=フリーブランク(微笑), 勝ったらいけないことをしてもいいのよ? 麻雀 プラム=フリーブランク(微笑), 勝って私を好きにしてみない? 麻雀(対東山葉子) プラム=フリーブランク(微笑), あなたにも似たような能力があるのね? 麻雀(対東山葉子) プラム=フリーブランク(微笑), 考えてることは同じなのね。いいわ、麻雀で勝負しましょう? ロシアンルーレット プラム=フリーブランク(微笑), ロシアンルーレットで勝負しない? 大丈夫よ、実弾じゃないから ロシアンルーレット プラム=フリーブランク(微笑), スリルを味わってみる気はない? ロシアンルーレット プラム=フリーブランク(微笑), このドキドキ感がたまらないのよ。さあ、やりましょう? ジャンケン(命中) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね。罰ゲーム執行よ、デコピンでいいわね? ジャンケン(命中) プラム=フリーブランク(微笑), ゲームに負けたら罰ゲーム、これは基本よ? それじゃあ、デコピン一発ね ジャンケン(命中) プラム=フリーブランク(微笑), 敗者への罰ゲームは、まぁ……ジャンケンだしデコピンでいいわ コイントス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね。罰ゲーム執行よ、動いちゃダメよ? コイントス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), ゲームに負けたら罰ゲーム、これは基本よ? それじゃあ、そこで立ち止まってね? コイントス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), 敗者への罰ゲームは、動くことの禁止よ? チェス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね。罰ゲーム執行よ、力を半分にしてあげるわ チェス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), ゲームに負けたら罰ゲーム、これは基本よ? それじゃあ、あなたのパワーを半分なくしてあげるわね チェス(命中) プラム=フリーブランク(微笑), 敗者への罰ゲームは、力半減よ? 麻雀(命中) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね。罰ゲーム執行よ…… プラム=フリーブランク(攻撃18), その力、奪わせてもらうわね? 麻雀(命中) プラム=フリーブランク(微笑), ゲームに負けたら罰ゲーム、これは基本よ? それじゃあ…… プラム=フリーブランク(攻撃18), あなたの気力を奪わせてもらうわね? 麻雀(命中) プラム=フリーブランク(微笑), 敗者への罰ゲームは…… プラム=フリーブランク(攻撃18), あなたの生きる力を奪う、でどうかしら? 麻雀(命中)(対東山葉子) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね…… プラム=フリーブランク(攻撃18), さあ……奪ってあげるわ…… 麻雀(命中)(対東山葉子) プラム=フリーブランク(微笑), 負けるなんて思ってなかったでしょう? プラム=フリーブランク(攻撃18), でも、負けたんから罰ゲームは受けてもらうわよ? ロシアンルーレット(命中) プラム=フリーブランク(微笑), あなたの負けね。罰ゲーム執行よ、少しの間、死んでもらうわね? ロシアンルーレット(命中) プラム=フリーブランク(微笑), ゲームに負けたら罰ゲーム、これは基本よ? それじゃあ、一時的な死でどう? ロシアンルーレット(命中) プラム=フリーブランク(微笑), 敗者への罰ゲームは、一時的な死の体験よ? チャーム プラム=フリーブランク(微笑), うふふ……これは受けられるかしら? チャーム プラム=フリーブランク(微笑), さあ、私を見て…… チャーム プラム=フリーブランク, 素敵な夢を見せてあげる…… チャーム プラム=フリーブランク, 私の虜にしてあげる…… サイレント プラム=フリーブランク, 魔法で抵抗させないわよ? サイレント プラム=フリーブランク, 魔法は封じさせてもらうわね サイレント プラム=フリーブランク(微笑), 静かにしてもらうわ…… スリープ プラム=フリーブランク, おやすみ…… スリープ プラム=フリーブランク(微笑), ふふ……静かに眠りに落ちて スリープ プラム=フリーブランク(微笑), これは、あなたに捧げる子守歌よ…… 電撃鞭 プラム=フリーブランク(微笑), 鞭の味はいかがかしら? 電撃鞭 プラム=フリーブランク(微笑), 悪い子にはお仕置きをしないとね…… 電撃鞭 プラム=フリーブランク(微笑), 刺激的な快感を味合わせてあげる…… 電撃鞭 プラム=フリーブランク(微笑), 今までにない快楽が待っているわよ…… 電撃鞭(クリティカル) プラム=フリーブランク(微笑), 捕まえたわ…… 電撃鞭(クリティカル) プラム=フリーブランク(微笑), 逃がさないわよ…… ライフドレイン プラム=フリーブランク, ライフドレイン、受けてみなさい…… ライフドレイン プラム=フリーブランク, あなたの魂、もらうわね…… ライフドレイン プラム=フリーブランク, その魂、どんな味がするのかしら? ドレインキッス プラム=フリーブランク(微笑), これが淫魔の真の力よ…… ドレインキッス プラム=フリーブランク(微笑), 私のものになって…… ドレインキッス プラム=フリーブランク(微笑), 大丈夫よ。痛くなんかないわ。すぐに気持ちよくなれるから…… ドレインキッス プラム=フリーブランク(微笑), 奪ってあげる……あなたの精気を…… ドレインキッス(命中) プラム=フリーブランク(くちづけ), んっ……んんっ…… ドレインキッス(命中) プラム=フリーブランク(くちづけ), んっ……ちゅっ……んむっ…… ドレインキッス(命中) プラム=フリーブランク(くちづけ), ちゅっ……んっ……んっ…… アイテム ナンバー8化 ナンバー8化, 固定, 愛称変更 特殊能力 愛称変更=No.8 (プラム=フリーブランク) 読み仮名変更=なんばーえいと (プラム=フリーブランク) パイロット愛称=No.8 (プラム=フリーブランク) 0, 0, 0, 0, 0 *プラムをNo.8にするためのアイテム # 仕返し屋として使う場合はこれを装備させてください
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← ↑ → 139 名前: ブランクライフ 2007/02/26(月) 22 32 37.03 ID YQaxlSWt0 昨日はいつの間にか寝てしまった 思っていた以上に、睡眠時間は少なくすんだみたいで、時計ではまだ7時 静かな部屋でぼーっと天井を見つめる 「そうかぁ、お仕事、6時からだっけ」 思い出したように、独り言 それからふとんからのそのそと起き出て、こたつの部屋へ行く 起きたばかりだというのに部屋中が温かいのも彼の配慮のおかげ 机には彼からのメモ 『朝食はパンかごはんか分からないので、とりあえず適当に食べてください』 丁寧に、食パンと、レンジでチンするタイプのごはんが用意されている 『P.S.お風呂用のバスタオルはあるので適当に着替えて』 あー、そうだ。お風呂に入ろう いや、先にパンを頂きます 冷蔵庫には、っと……ジャムが三種類もある、すごいなぁ 140 名前: ブランクライフ 2007/02/26(月) 22 33 51.56 ID YQaxlSWt0 トースターでパンが焼き終わる前に、着替えの準備 病院で、一週間分程用意してくれたらしいから、バッグの中にあるはず ごそごそやると、うん、確かにあるけど、上は薄手のシャツしかないのはなぜ? これじゃあちょっと寒いでしょ どうしよう?彼のシャツ、借りようかな…… そうしないと寒いしからちょっと生活しづらいもの うん、連絡だ 電話番号は……っと、几帳面にもメモの隅に書いてあるね でも、これ会社の番号だけどいいのかな? 141 名前: ブランクライフ 2007/02/26(月) 22 35 12.27 ID YQaxlSWt0 「はい、こちら……」 受付かな?綺麗な声の女の人が出てくる 一瞬、ドキッとしてしまうのは、元男としての性か、それとも…… とりあえず、彼にかわっていただけるようお願いする 関係は、適当にごまかしておいた 友達未満だし、恋人なんてもってのほか、家族でもない 被害者である事故のいきさつを説明したところで彼の立場を悪くするだけだろうし、ね 「少々お待ち下さい」 うまく気持ちの伝えきれない僕に、営業スマイルだとしても、優しく対応してくれるというのは嬉しいんだけど 小さく聞こえた彼の呼び方が微妙に親しそうでなぜだか複雑な気持ち 同じ会社の同僚なんだから当たり前なのに 「あー、はい只今かわりました。用件は何でしょう?」 「服借りていいデスカ?」 「へ?あ、ああそんなことか。何か重大なことでも起きたのかと」 「で、いいのデスカ、それとも悪いのデスカ?」 「いいけど、君……なにか怒ってる?」 「別にそんなこと無いです!」 ガチャンと勢い良く受話器を叩き付けて、会話の強制終了 ふんだ、怒ってなんか無いもん うん、僕が怒るはずが無い、今までだって怒ったこと無いもん うん、怒ってない、怒ってない 189 名前: ブランクライフ 2007/02/27(火) 21 52 28.02 ID 0u7drAxt0 さてと、洋服を借りる許可はおりたので、シャワーを浴びてスッキリしよう 何か、自分が自分じゃないみたいに変な感じなんだもん えっと、服はタンスの中にあるのかな? 一番上は……タオルか 二段目は、靴下と……エットコレハ、僕ニハカンケイナイネ じゃ、じゃあ三段目だ三段目! ほら!やっぱり三段目に入ってた! それにしても一人暮らしとは思えないくらいきれいに畳んである その上、服の量が多いのは、もしかして誰か彼女とかいるのかなぁ…… い、いや、別にいたって不思議じゃないし、僕には関係ないし! うん、そうだそうだ とにかくシマシマのティーシャツとセーターを借りていこう タオルは、向こうに用意してあるかな? 多分あると思えるのが彼の魅力なのかなぁ 190 名前: ブランクライフ 2007/02/27(火) 21 53 10.79 ID 0u7drAxt0 お風呂場に入る前に問題が一つ 僕の着替えはどうすればいいんだろ? 服とかはいいけど、女の子用の、し、下着とか一緒に洗濯するっていうのもちょっと恥ずかしいし そ、そんなことより彼はなんて言うかな? 帰ってくるまで結構時間もあることだし、それは後で考えよう 今はまずお湯を浴びてスッキリすることが大事だ そうすれば頭も冴えるかもだし、もやもやも吹き飛ぶ、はず うん、シャワーだシャワー 体洗うタオルとかって彼が毎日使ってるやつ…… い、いや、何を考えているんだ僕は さー、お風呂にはいろー! このシャワーで彼が毎日……い、いやあぁぁ、違う、違うの!違うのー! 191 名前: ブランクライフ 2007/02/27(火) 21 54 25.29 ID 0u7drAxt0 と、そんなこんなでなんとか体も洗いきり、ようやっと新しい洋服に着替えられます ええ、ちょっと頭を冷やせば僕もさっきの自分はおかしかったなぁって思えますって お湯で顔はピンクに火照ってますけどね 彼の服は身長の違い、体格の違いで、袖では腕が隠れるし、裾は長くてスカート要らず 下には何も穿いてない状態でちょっと鏡の前でポーズをとってみたりしても分かんないぞ、これ ただ、鏡に映る自分には一つだけ嫌なことがある 鏡に映る右足に残った怪我のあと ー昔、僕が男だったときの痕跡、絶対に消えない記憶の一つ なんて、ちょっとシリアスにゆってみたけど、交通事故のせいでお腹にも手術跡はあるわけだし 痕跡、なんていってもよく言えば思い出みたいなものだし もう僕は昔の僕じゃないんだし、これも過去と割り切って楽しく頑張らないと! よし、まずはお昼ごはんの用意だ。一人分だけど頑張るぞ! ……クシュン 足が寒いや……先にズボンはこうっと
https://w.atwiki.jp/tobineko_maru/pages/16.html
・“----”の部分に入れたい文章を入れてください、一応べらのページの文章も載せておくので参考にどうぞ ・#imageっていうのはアップロードした画像を載せる方法です、小さく編集した画像をアップロードして、そのファイル名を入れてください ・もちろん解説に使った()の部分は消しておいてください ・ブランクシート ――――――――――――――――――――ここから――――――――――――――――――― #image(----) | | |CENTER 愛称|----| | | |CENTER 接続時間帯|平日:----| |~|~|~|休日:----| |キャラ名|職業|Lv|キャラコメント| |----|----|----|----| |----|----|----|----| |----|----|----|----|(もっと行を増やしたい人は、いざべらみたいにコピーして行を増やして作っていってください) | | | |コメント| | | | |----|( br() と改行したいところに挟めば改行できます) ――――――――――――――――――――ここまで――――――――――――――――――――― ・いざべらの編集例 #image(test.jpg) | | |CENTER 愛称|べら(べらちー、ベラさん)| | | |CENTER 接続時間帯|平日21時~0時| |~|~|~|休日:たまに昼出没、基本平日と同じ| |キャラ名|職業|Lv|キャラコメント| |Izabella|ジプシー|76|Arvの火力とS4U要因なるけど、それだけしかできないとも言う| |べらちー|クルセイダー|89|希少種:槍クルセ 最近はスリッパで財政管理担当| |Sacha|プリースト|91|SW,サンク,TU無しのペア向け純支援| |Elice|セージ|81|魂FCAS型、ただしリンカはいない!| |Catarine|アルケミスト|52|溜まり場放置雑談担当、ホム進化したら狩るかも| |(名前非公開)|アサシン|94|古き良き二刀アサ・装備一切無いので動かせません| |(名前非公開)|バード|76|ブラギ10要員としてどうぞ| | | | |コメント| | | | |気づけばβ2から7年経過(注:休止期間の方が長いですのでRO暦1年のほうが正しいかも) br()マッタリノンビリソロ・ペアプレイが染み付いてしまってるのでPTプレイ苦手と思うけど、暇があれば誘ってくださいな。 br()あと、すっごい味気ないリストでごめんなさい…wikiで1から作るのなんて初めてだったのじゃぁ!!|
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【名前】 ブランクミライドウォッチ 【読み方】 ぶらんくみらいどうおっち 【登場作品】 仮面ライダージオウ 【初登場話】 EP18「スゴイ!ジダイ!ミライ!2022」 【分類】 ミライドウォッチ 【詳細】 未来の仮面ライダーの固有能力が内蔵されていないブランク状態のミライドウォッチ。 ここから何らかの要因によって未来の仮面ライダーの能力が宿ったミライドウォッチに変化される。 白ウォズしか持っていない。
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← ↑ → 31 :ブランクライフ:2007/02/28(水) 21 11 07.44 ID v+PkwtI20 今日のお昼はー目玉焼きーパンに乗っけた目玉焼きー なんだか気分が乗ってきた 適当に即興に歌ってみるとなかなかに良い 病院では暗い子だったから、皆は僕が鼻歌まじりに食事を作ってるなんて思いもしないだろうなぁ 卵だけじゃなく、ハムも一緒に焼いているからシータよりほんのちょっと上 これでラッパ吹きの格好いい子でもいてくれたらいいのに 今はいないからそこは負けかなぁ で、眼鏡に襲われるんだけど彼に助けてもらうの 実は昔から続く王国の末裔で、最後にはもちろんハッピーエンド ……って、うわぁぁ!卵がこげる前に火は止めないと! 大丈夫かな?端の方がほんのちょっとこげただけ? ふぅ、もうすこしで16にもなるっていうのに一人でお留守番くらいできないってのはまずいよね 惨事にならなくってよかったよかった フライパンは洗えば何とかなる。うん、なんとかしないとお昼食べられないぞ 33 :ブランクライフ:2007/02/28(水) 21 22 49.20 ID v+PkwtI20 そんなこんなで久々に半熟目玉焼きトースト 病院は衛生面とかなんとかで、火をきちんと通すっていうか、そもそもこんな食事でなかったっけ 昔、家でよく作った……ううん、大切なのは今だ今 食べられることを感謝しないと というわけで頂きまーす! シャクッ モギュッモギュ ………… ……ゴクン あー、うん。やっぱり作り直して良かった 卵は2個使っちゃったけど、あれはとてもじゃないけど食べられる卵じゃなかったね 中からトローって流れてくる卵がバターと混ざってパンに美味しく絡み付く 言葉で説明するのが難しいくらい美味しいから、彼が休みの日には作ってあげようかな ……ぁ……うわぁぁ! ちょっとぼーっとしすぎたぁ!肘まで卵が垂れてる! 仕方ないやティッシュ、ティッシュっと……うぅ……ベトベト気持ち悪いよぉ…… 214 :ブランクライフ:2007/03/02(金) 19 21 54.17 ID KbB07Sfc0 お昼にみのさんを見たり、美味しい料理屋さんや、服の流行チェックなどなど テレビを見ているうちにものすごい時間が経過していた 外を見ると、綺麗な夕焼け空。昔の空と何一つかわらないはずなのに 透き通った綺麗な紅に染まっている トゥルルルルルル 電話のコール音、がちゃりと受話器を取る 「はい、もしもし……」 「えーっと、あのあと何か大変なこととかあった?大丈夫だった?」 彼の声。ひどく久しぶりに聞いた気がするのは、なぜ? 「はい、大丈夫でした」 「そう?ならよかった」 ここで、会話が途切れてしまった 僕は、もともとそんなに喋るタイプじゃなかったからこれ以上会話を続ける方が難しいんですけど 「あー、そうそう今日はこれから帰るんだけど夕食何か食べたいものある?」 「食べたいもの、ですか?」 「そう、帰りに買って帰ろうかなって思ってさ、んでなにかある?」 「あ、あの……」 「なに?」 目玉焼きを作るのにすら失敗したじ自分がいうのもなんだけど 「ゆ、夕食、私が作るでも、いいですか?」 がちゃりと受話器を置いて、いったん深呼吸 ……よし!僕、頑張って作りますヨ! 215 :ブランクライフ:2007/03/02(金) 19 22 28.97 ID KbB07Sfc0 トントントントン 野菜は包丁で丁寧に切りそろえていく ジュージュージュー 油とからまって程よい香りを醸し出す野菜達、匂いだけでごはん三杯はいけそう いや、今の僕じゃ普通に無理ですけどね 野菜炒めと、サラダと、ごはん。そして付け合わせに小魚の佃煮 頑張る、と言った割にはそれほどスゴいわけじゃないけど 昔、お母さんに初めて褒められた思い出の料理 最近はお父さんと仕事でどっかに行っちゃって、僕なんか、うぅ…… ダメだダメだ、弱気になっちゃダメだ 彼は昔の僕を知らないんだし、その方がいいに決まってる だから楽しいこと、考えなくっちゃ! 料理は全部準備が終わったし、あとは彼が帰ってくるのを待つだけ 美味しいって言ってくれるかな? 言ってくれるといいな 美味しい、って一言だけでいいから 63 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18 34 24.43 ID zkQMxW390 ………… 帰ってきた彼はもちろん「おいしい」と言ってくれた それが、お世辞か、本心か。僕には分からないけど、あんな笑顔で言われてしまったらどっちだっていい お昼にダラダラとテレビを見続けていた時に比べて、彼といる時間は嬉しくて楽しくて 夢のように早々と、とまること無く過ぎていく どうでもいい(僕にとってはどうでも良くない)ささいな会話も、彼の昔話も全部覚えていられそうなくらい大切 時計が十二時を回っても、彼はずっと起きていてくれた 「ここまできたらおまえに付き合ってやるよ!眠らなくたって仕事ぐらいこなしてやるぅ!」 アルコールが入ると人間の性格が大きく変わるって本当だ 言葉は今までよりは乱暴に聞こえるけど、それだけ僕と、彼の距離が近づいたってこと、かも 「おーし、お前も飲んでみるか?なにか思い出すかもしれないしな!」 一応、僕は記憶喪失ってことになってる それにまだ未成年だし…… とりあえずお酒はお断りしておきました お酒を飲んだらどうなるかも分からないの上に、下手な失言をしちゃったらどうしようもないから、ね ………… そんなこんなで一週間は過ぎていった 可と不可で言えば不可の無い一週間だった ただ一週間“だけ”だった
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ブランクストンビースト UMAの一。
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セッション・ブランク セッション (session) 参加者が集まってから解散するまでの一回のゲームプレイのことをさします。 この項目は、各セッションのログについて情報を記載しています。 ちなみにこのページはブランクページ年分記載。 検索 このページを編集 目次あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行アルファベット あ行 ▲上へ か行 ▲上へ さ行 ▲上へ た行 ▲上へ な行 ▲上へ は行 ▲上へ ま行 ▲上へ や行 ▲上へ ら行 ▲上へ わ行 ▲上へ アルファベット ▲上へ
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← ↑ → 64 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18 36 06.42 ID zkQMxW390 今日も彼は5時に目を覚まし、朝食を食べてから仕事へ出掛ける 初めは別々の部屋で寝ていたけど、最近では間にしきりを置いただけで、同じ部屋に寝ている いつの間にか私、と呼ぶようになった自分がいるので、人がかわるにはそれほど時間は必要なさそうだ 同居、というよりは親戚の娘が居候している感じだから、彼もそれほど気にかけていないのかもしれない さしずめ私は兄思いの妹か…… たとえ私のことを、その……“彼女”として見てくれていなかったとしても、彼の役に立てていればいい 彼の喜んでいる顔を見られれば、私は嬉しいから それが妹ってものじゃないかな? 一人っ子だったから小説でしか見たことは無いけど、ね 「おー、もうそろそろか。それじゃあ時間だから行ってくる」 「はい、いってらっしゃい」 無事に帰ってきてね、と笑顔で言うのがいまや私の日課となっている 「おー、まかせろー」 ほとんどに閉じかかったドア越しに彼の声が聞こえる ガチャンと扉が閉じる さあ、今日も一日頑張ろう 65 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18 37 03.94 ID zkQMxW390 早速、食器を水に浸しておいて、その間にお風呂の残り湯を使った洗濯 最初、一緒に洗濯することに抵抗があったけど、別に彼のだし、いいかなぁなんて そんなに洗濯物の量が多いわけでもないのですぐに終わる 食器をきちんと洗って棚に戻し、こんどはお風呂の掃除 その後洗濯物をベランダに干しにいって、ついでに植物に水をあげる ……と、あれ?隣のベランダに洗濯物が干してある 一度も洗濯物がかかっているのを見たこと無かったけど住んでる人いたんだ ピンポーン お客さん? そういえば、この家の中でチャイム聞くのって初めてだ 一週間経ったのに、結構初めてが多いなぁ 「すいませーん」 「はーい。ちょっとまってくださーい」 男の人?彼の友達かな? どうして大声を出しているのか、インターホンじゃダメなのかなぁ 66 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18 39 07.08 ID zkQMxW390 ガチャとドアを開けると、20歳くらいの男の人 顔は、格好いい部類に入る人 ただ、神の色が茶髪だし、すごく遊んでいそうな人で私はあんまり好きじゃない…… 「うわー、やっぱかわいいな」 しかも第一声がそれですか、心証は最悪ですょ 「あ、俺となりに住んでるんだけど、今あいついる?」 「い、いないです」 こういう人は苦手、真っ正面から向かい合えない私 「あー、そう。……ところでさ、あいつとどんな関係?」 これ?と小指をたてる 「そ、そんな関係じゃありません」 強く否定したいけど、語尾に行くに従い声は小さくなる あと、出来れば彼のことを「あいつ」だなんて言わないでくれないかなぁ、なんて心で言う 「そうか、じゃ君、今付き合ってる人とかは」 そこまで言って言葉を区切って いったん私のことをジロジロと眺め、続ける 「いそうには見えないな」 失礼なことを、と言いたいけれど 確かに今は寝間着のまんまだったし、髪の毛も寝癖が残っている…… 「それパジャマだろ?見た目くらい気ぃ使うからな、彼氏とかいりゃあ」 いちいち口に出さなくってもいいじゃないですか……本当に意地悪な人 67 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18 42 27.93 ID zkQMxW390 「畜生~!あいつ羨ましいなぁ。こんな可愛い娘と毎日ヤッてんだろ?」 「そ、そんなこと!一回もありません!」 男のこの一言に、つい大きい声を出してしまった 「どうしてそういうことを言うんですか!」 どうしてこのとき必死になっちゃったんだろう? 「まじ?あいつとはホントに関係ないわけ?」 男はそういって私の肩を掴む 「は、離してください!」 声を荒げても、この時間に声の届く範囲に人はいない ひ弱な少女の力ではたいした抵抗にすらなりもせず、もう片方の腕で、両手の自由がうばわれる 「やめてください!」 反抗の声虚しく、男の顔が近づいてくる 「やめ、て……」 肩をつかむ力が更に強くなって…… 「い、痛い……いたっ……っ!」 悲鳴は唇で消された 無理矢理押さえつけられて、だらしなく空いた口内へ舌が入り込んだ やめてやめてやめてやめて…… 涙が頬をつたう ようやっと顔が離れていって、体に触れていた男の腕が離れて、力なく私の体は沈んでいった ナゼ私ハ、ドウシテコウナル? そう、いつもいつもこうだった…… 216 名前: ブランクライフ 2007/03/05(月) 17 21 18.60 ID j8ybRXuj0 ずるり、と落ちていくぼやけた視界、はっきりと覚えているのは男への感情 下衆、外道、ケダモノ、悪魔、鬼、ありあらゆる男への罵り 死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ…… 男が自分の肩に手を伸ばしてくるのが、目の端に映る 「……ゴメンナサイ、モウシナイカラ……ヤメテ、ユルシテ、ゴメンナサイ」 今の私は死んだ魚、壊れた人形。人の証は流れる涙だけ 近づいてきた手のひらを弾く とたん、また恐怖と不安に教われる 「ゴメンナサイ、赦シテ…」 玄関に顔をぶつけても、痛みも感じなかった 目をつぶって、暗闇の中で、ずっと、ずっと、呟き続けた 『ゴメンナサイ……』 どのくらいたっただろう 気がつくと男はもういなかった 涙で汚れた扉をシャツの裾で拭う ふらふらと立ち上がって、そのまま玄関の中に倒れ込んだ
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← ↑ → 181 :ブランクライフ:2007/03/07(水) 22 35 39.35 ID UPwR6S9Q0 「500匹……眠れない……」 流石に息苦しくて、300匹辺りで、布団から顔を出したけれど、結局眠くならない どのくらい時間がたったのか分からないけど、彼はまだ起きているのかな 「あのー、起きてますか?」 横に見えるしきり。その向こう側に彼は寝ている 「もう寝ちゃいましたよねー」 すこし期待を込めて、もう一度言う 「……まだ眠れないのか?」 起きてた! 「なんだか目が覚めちゃって」 「出来る限り寝ておかないと、体力も回復しないぞ?」 「そうなんですけど、目が覚めちゃって」 「おいおい」 呆れられるのも無理はないけど、一日中倒れていたらしい私が睡眠を欲さないのも分からない話じゃない 「あの、一ついいですか?」 「なに?」 「一緒に寝ても、いいですか?」 ゴホッゴホッと咳き込む音。相当に驚いたようで、なかなかとまらない 「ゲホッ……ハァハァ、お、おい本気かぁ!?」 そういわれるのも仕方ない 「ダメ、ですか?」 沈黙は、肯定ととってもいい。病院で読んだ小説から学んだことだ たまには役に立つ知識もある、ちょっとした教訓 182 :ブランクライフ:2007/03/07(水) 22 37 04.86 ID UPwR6S9Q0 ごそごそと彼の布団の方へ近づいていく 「結局来るんだ」 彼は少々、気落ちした声 「まったく、お前さんはこんなに世話のかかる子だったっけ?」 余計なお世話ですよ でも、憎まれ口を叩いてるけど、きちんと私が入れるように布団を持ち上げてくれている やっぱり彼は優しい 「ほら、早く入れ入れ」 あと一歩、あと一歩で彼のお布団の中 「……なぁ、どうしてなくんだ?」 さあ?わからない。あと一歩が限りなく遠い 「一体何があったか、話してみろ」 近づいてくる彼に対して、私は後ずさる 「本当にどうしたんだよ」 「わからない、なにもわからないの!」 わけのわからない感情の高ぶり 何か見えないものが怖い、怖くて怖くて怖くてたまらない 「もう一人になるのは嫌なの!お願いだから、私のそばにいて」 自分でも変なことを言っているってことは分かってる。全て矛盾してる 自分から逃げているのに、おかしいのは私なのに 「オーケー、ココアでも飲んで落ち着こうじゃないか」 彼はそのまま、キッチンへ歩いていった 31 :ブランクライフ:2007/03/09(金) 13 09 18.05 ID +1XCUcJD0 コトン 足下に、ココアののったお盆が置かれた そのままズズズ、と畳の上を私の方へと押す 「ま、これでも飲んで落ち着け」 彼が飲んでいるのはコーヒー、ココアとはまったく違う苦い香り 「…………」 「…………」 うつむいて、床を見たまま。顔を上げることが出来ない 足下にある、カップが妙に白い 電気はついていないから、月の明かりだけなわけで それほどはっきりと分かるわけないのに、いやにくっきりと浮かび上がっている 「……怒らないんですか?」 「どうして?」 「……だって、あんなわがまま言ったあげくに、無茶苦茶言って」 「まあ、そういうこともあるさ」 彼は大人だ 年齢だけでなくって、心も自分が虫以下の存在に感じるくらい大きく見える 「とにかく、涙を拭いて、ココアを飲みなさい」 袖で、涙を拭う 自分のその行為が気持ち悪い、吐き気がした でも、もやもやはココアで流し込んだ 「まだ、お休みできない?」 まるで子どもをあやすような喋り方 「うん。もう少し起きてたい」 「おやおや、宵っ張り娘だこと」 彼はいかにもわざとらしくやれやれ、と肩をすぼめて、にこりと笑った 32 :ブランクライフ:2007/03/09(金) 13 12 06.64 ID +1XCUcJD0 明けない夜はない 結局、一度もまどろむことなく、日の出がきてしまった 次第に明るくなっていく部屋で、私はずっとうつむいて座っていた どうして近づいてくる腕が怖いのかずっと考えながら それでも結局答えは出て来なかったけど 「さあ、朝だ」 伸びをした彼は仰々しく私に手を伸ばす 『お嬢さまは一人で起きられますかな?』 この台詞は執事……かな? 「絶対に離さないでね」 そうとだけ言って彼の手に捕まって一気に立ち上がる 立ち上がってみると何が怖かったのか分からなくなってしまった 「朝ご飯、急いで用意しますね」 しょぼしょぼした目をこすって、乱れた前髪を払って、出来る限り笑顔で 「……女心っていうのか?よう分からん」 彼はそういって苦笑した